私は学生時代に法律の勉強をしたことがなく、そもそも弁護士が何をする人かも知らない無知な世間知らずの学生でした。大学を卒業し生命保険会社に入社しました。最初の2年は保険の営業をしていましたが、入社3年目に本社の融資部に配属になりました。生命保険会社も、銀行のように、お金を貸す仕事をしているのです。ただ、私が配属されたのは、お金を貸すほうの仕事ではなく、返済が滞った債務者からの回収の仕事でした。
私が働いていた千代田生命という会社は、当時、バブル企業への融資が軒並み焦付き多額の不良債権を抱え経営が悪化していました。私が担当したのは、そういった不良債権の回収、法的対応という特殊な仕事であり、当然ながら、法律を知らなければ仕事を進めることはできませんでした。このように、必要に迫られて法律を学ぶことになりましたが、最初はわからないことだらけでした。今でははっきりとその疑問に答えることができますが、当時は、「お金を返さない人がどうして警察につかまらないのですか」と、本気で上司に質問したくらい、無知でした。
メッセージ
Message
会社の顧問弁護士との交流をきっかけに、会社に在籍しながら予備校の通信講座を受講して司法試験の勉強を始めました。丸5年の勤務を経て、会社を退職し、1年間受験浪人をした後、2回目の受験で無事司法試験に合格いたしました。短期間で合格できたのは、会社員時代に、的確に要点を把握して要領よく報告文書を作成するスキルを学んでいたからだと思っています。
依頼者から丁寧に事実を聴き取り、文書に落とし込むのは私の得意とするところです。文書作成は弁護士にとって極めて重要な職務であり、「書面に魂を込める」は言い過ぎかもしれませんが、どんな文書も気持ちを込めて作成しています。打ち合わせを経て作成した文書について、依頼者の方から、「私の言いたいことが全部書いてあります。読んでスッとしました。」と言われるときが一番嬉しいです。
弁護士や法律事務所というと敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、かつて自分が法律の素人であったからこそ、素人の目線に立ち、難解な法律問題をわかりやすくお伝えすることができると自負しています。
弁護士はサービス業です。一般企業に勤務した経験を生かし、丁寧でわかりやすい説明を心がけます。お気軽にご相談ください。
経歴
1987年 | 慶應義塾中等部 卒業 |
1990年 | 慶應義塾高等学校 卒業 |
1994年 | 慶應義塾大学経済学部 卒業 |
1994年 | 千代田生命保険相互会社 入社 |
1995年 | 千代田生命保険相互会社 名古屋職域訓練室 配属 |
1996年 | 千代田生命保険相互会社 融資第二部 配属 |
1998年 | 千代田生命保険相互会社 融資部 融資課 配属 |
1999年 | 千代田生命保険相互会社 退社 |
2000年 | 司法試験合格 |
2001年 | 司法修習生(55期・熊本修習) |
2002年 | 弁護士登録 都内法律事務所勤務 |
2006年 | 髙木亮二法律事務所開設 |
主な役職
神奈川県弁護士会川崎支部 副支部長(2015年、2016年)
神奈川県弁護士会 常議員(2015年)
神奈川県弁護士会川崎支部 ホームページ運営委員会 委員(2018年〜)
神奈川県弁護士会 人事委員会 委員(2020年〜)
神奈川県弁護士会 常議員(2015年)
神奈川県弁護士会川崎支部 ホームページ運営委員会 委員(2018年〜)
神奈川県弁護士会 人事委員会 委員(2020年〜)
著書
『生損保融資の実務』金融財政事情研究会 (分担執筆・1999年)
『スポーツ事故対策マニュアル』体育施設出版 (分担執筆・2017年)
趣味
体操競技・トランポリン
ネット将棋
カラオケ