髙木亮二か高木亮二か ~ 検索されない問題

「髙木」は表示されない?

当事務所の正式名称は「髙木亮二法律事務所」ですが、通称として「高木亮二法律事務所」を名乗ることもあります。
正式名称の「髙」は旧字体のため、環境によって表示されないことがあるからです。
郵便物の宛名シールに記載された宛先や、電子メールの宛先に、おそらく「髙木」と記載しようとしたのだと思われるのですが、「・木」「■木」と表示されることがとても多いです。場合によっては「 木法律事務所」と「髙」が完全に抜けた状態で表示されることもあります。それが嫌で、電子メールなどでは「髙木亮二法律事務所」ではなく、通称として、「高木亮二法律事務所」と自ら記載することがあります。
自ら記載するほかにも、私は裁判所から選任されて破産管財人の仕事をする機会が多いのですが、裁判所からは、「高木亮二」と表記して欲しいとお願いされており、渋々、これを了承しています。どうやら官報に名前を掲載するときに、旧字体の「髙木亮二」では、うまく掲載されないことが理由と聞いたことがあります。破産管財人になると、管財人口座といって新たに銀行口座を開設する必要があるのですが、それも当然、「破産管財人高木亮二」の名義で作ることになります。裁判所の選任決定書に「高木亮二」と記載されているので、仕方ないのです。

高木さんも高橋さんも、戸籍を見ればだいたい「髙木」や「髙橋」であることが多いはずですが、「髙」はそんなに表示しにくい漢字なのでしょうか。

検索結果に登場しない!

まあ、これまでは、いろいろと我慢をしていればよかったのですが、事務所のホームページを開設してから、ついに、「髙木亮二か高木亮二か問題」に、深刻な事態が発生してしまいました。
それは、「高木亮二」のキーワードでは、このホームページが検索結果に表示されないという問題です。
「髙木亮二法律事務所」で検索すると、かろうじて、Googleの場合には検索結果の2ページ目くらいに、このホームページが出てくるようになりました。しかし、「高木亮二法律事務所」での検索では、一切、検索結果に登場しないのです。

「髙木亮二」と「高木亮二」は別!

どうやらGoogle先生は、ご丁寧に、「髙木亮二法律事務所」と「高木亮二法律事務所」は別の事務所であると認識しているようなのです。全国に「高木法律事務所」はたくさんありますが、「亮二」とフルネームが入っている法律事務所はほかにありませんから、「髙木亮二法律事務所」と「高木亮二法律事務所」は同一の事務所と認識してくれてもよさそうなものですが、そうなりませんね。ちなみに、私が事務所名にフルネームを入れたのは、開業した頃の話ですが、かつて川崎に「高木法律事務所」が別に存在していたことが大きな理由です。

やはり「高木亮二法律事務所」で検索しますよね?

しかし、一般の方が、私の事務所のホームページを検索しようとするときに、正式名称である「髙木亮二法律事務所」で検索しようとする人は皆無だと思います。ほとんどの方が、「高木亮二法律事務所」で検索するはずです。そこで検索結果に登場しないのは致命的です。
「高木亮二法律事務所」で検索した結果で表示される各種情報サイトは、全て、私に無断で掲載されているものです。おそらく、電話帳で公開している情報を、そのまま掲載しているのでしょう。また、前記のとおり、破産管財人の仕事は全て「高木亮二」の名称でしているため、私が破産管財人として関与した破産会社の情報なども検索結果にたくさん表示されてしまいます。

いろいろ試してみたこと

どうすれば検索結果に登場してくれるのか、いくつか、試してみたことがあります。

事務所の説明文書の設定

まず、検索結果に表示される事務所の説明文書を、次のような文書に設定しました。

高木亮二法律事務所は川崎で開業して15年。経験豊富な2人の弁護士が在籍しています。小さくてアットホームな事務所です。

ここにひっそりと、「高木亮二法律事務所」というキーワードを埋め込んでみました。
今のところ、全く効果はありません。

Googleマイビジネスの設定

次に、Googleマイビジネスを利用して、Googleマップで検索される「高木亮二法律事務所」に、ホームページのURLを設定しました。これで、Google先生に、「高木亮二法律事務所」は「髙木亮二法律事務所」のことなんですよー、と教えてあげたつもりですが、これも効果はありませんでした。ただ、この設定をしたことによって、「高木亮二法律事務所」の検索結果のトップに、「高木亮二法律事務所」のGoogleマップの表示が登場することになり、間接的に、ここから「ウェブサイト」をクリックすれば、このホームページに辿り着くことになりました。

このブログの掲載で何かが変わるか?

しかし、やはり「高木亮二法律事務所」でも「髙木亮二法律事務所」でも、どちらのキーワードで検索しても、当事務所のホームページが検索の上位に表示されるのが理想的です。もうここまで来たら、素直にこのホームページで事務所名を「高木亮二法律事務所」と名乗ってしまいたいところですが、「高木亮二」と名乗るのは妥協にすぎませんし、そもそも日弁連に届出をしている正式名称と異なる通称をホームページに記載するのは問題がありそうです。
私はこれまで、公式ホームページを持たない期間が長すぎました。15年もの間、無断掲載サイトの存在を許してしまった結果として、「高木亮二法律事務所」で検索して当事務所の電話番号を調べようとする方々が、そういった無断掲載サイトに辿り着き、クリック数を稼いでしまった結果、私の公式サイトは全く上位に表示される兆しがありません。
まあ、手作りのホームページなので仕方ありませんね。今後も試行錯誤を繰り返していきたいと思います。
なお、ここまでこの駄文を読まれた方はもうお気づきかと思いますが、このブログも、その試行錯誤の一環で書いています(笑)。

Photo by Agnieszka Boeske on Unsplash

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